【埼玉県】VBAC(TOLAC)ができる病院はどこ?メリット・デメリットもお伝えします!

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。

出産

上の子の出産が帝王切開で産後大変だったから、次の子は経膣分娩で産みたい
上の子がまだ小さくて手がかかるから、産後すぐに動けるようにしたい!
VBACという方法があるって聞いたけど、どこでできるの?リスクは?

帝王切開の大変さを経験しているからこそ、
できることならもうお腹は切りたくないですよね。

この記事では、埼玉県でVBAC(TOLAC)に挑戦できる病院についてまとめています。

VBACとは?

VBACとは、「帝王切開後の経膣分娩」のことを言います。
TOLACと混合されがちですが、TOLACはVBACに挑戦するという意味であり
TOLACに成功→VBACということになります。

VBACに挑戦できる条件は?

VBACはリスクを伴うため、条件がいくつかあります。
産院によって条件が異なる場合があるので、必ず先生に確認するようにしましょう。

  • 既往帝王切開の回数が1回であること
  • 前回の帝王切開時、子宮を横切開していること
  • 単胎(お腹の赤ちゃんが1人)であること
  • 児頭骨盤不均衡(母体の骨盤<胎児の頭)でないこと
  • 骨盤位(逆子)・横位(横向き)ではないこと
  • 子宮体部筋層の手術歴や子宮破裂の既往がないこと

1つずつ解説していきます。

既往帝王切開の回数が1回であること

多くの病院がVBACの条件として掲げているのが、
帝王切開の既往歴が1回であるということです。

なので、過去に2回以上帝王切開の既往歴がある方はVBACできる可能性がかなり低くなります。

前回の帝王切開時、子宮下部を横切開していること

これは私も初めて聞いた時「どういうこと?」と思いました。
勘違いされやすいのですが、

お腹を縦に切った=子宮も縦に切っている
ではありません!

緊急帝王切開の場合(私もそうでしたが)、お腹(皮膚)は縦に切ることが多いですが
子宮は特別な理由がない限り縦に切ることはほとんど無いそうです。

これは、次回の妊娠に子宮が耐えられるようにという病院側の配慮だと考えられます。
(縦切開より横切開の方が、子宮が破裂するリスクが低いからだそうです)

縦か横か分からないという方は、帝王切開をした病院に電話すると
教えてくださると思います。私の場合は電話で確認出来ました。

ちなみに、産院側でも横切りかどうか、帝王切開をした病院への確認が行われると思います。
(私が出産した産院では、病院同士で文書のやりとりをして確認していました)

単胎(お腹の赤ちゃんが1人)であること

これも多くの病院で掲げられている条件の1つです。

子宮を切っていなくても、多胎妊娠の場合は帝王切開になることが多いですよね。

子宮破裂のリスクも高いため、多胎の場合は対応出来ない病院が多いです。

児頭骨盤不均衡(母体の骨盤<胎児の頭)でないこと

母体の骨盤<胎児の頭

つまり、お母さんの骨盤の大きさより赤ちゃんの頭が大きくなってしまった場合は
赤ちゃんが骨盤を通り抜けられないため経膣分娩ができないということです。

私の場合、骨盤の大きさと胎児の頭の大きさは
陣痛が始まってからレントゲンを撮って確認しました。

陣痛が始まったばかりのタイミングだったので耐えられましたが、台に乗るのが大変でした・・・

もし胎児の頭の方が大きい場合は、VBACできる可能性が低くなります。

骨盤位(逆子)・横位(横向き)ではないこと

赤ちゃんの頭が上、もしくは横を向いたままですと、
下から産むことはとても厳しくなります。

帝王切開の既往歴が無ければ経膣分娩に挑戦できる産院はありますが、
既往歴があると、多くの病院では帝王切開での対応になると思います。

出産までに赤ちゃんの向きが直らなければ、VBACできる可能性は低くなります。

子宮体部筋層の手術歴や子宮破裂の既往がないこと

子宮筋腫等の病気で手術をしたことがある場合や、
過去に何らかの原因で子宮が破裂したことがある方は、
やはりリスクが高いためVBACできる可能性は低くなります。

ただし、手術した箇所や大きさによっては挑戦できる可能性もあるので
一度産院に確認してみると良いでしょう。

VBACのメリットは?

VBACには、帝王切開での出産と比べると一般的に下記のようなメリットがあります。

  • 産後の回復が早い
    …私の場合、帝王切開の時は1ヶ月ほどお腹の傷をかばいながらお世話していましたが
     VBACをした後は数時間で産院内をお散歩できるまでに回復しました。
  • 出血量が少ない
    …個人差はありますが、一般的に帝王切開より経膣分娩の方が出血量が少ないです。
     出血量が多いと、それだけ母体へのダメージも大きいです。
     出血が少ないに越したことはないですね。
  • 合併症のリスクが低い
    …帝王切開には、さまざまな合併症(血栓塞栓症・腹腔内感染等)のリスクがあります。
     また、手術に使用する薬や麻酔によってアレルギーが出る可能性もあります。
  • 入院日数が短い
    …一般的に、帝王切開の場合の入院日数は7~10日のところが多いですが、
     経膣分娩の場合は5~6日の入院で済みます。
     ただし費用については、医療保険に加入している場合
     帝王切開で出産した方がお得になることもあります。
  • 費用が安く済む場合がある
    …一般的に入院日数が短い方が費用は安くなります。
     ただし、帝王切開は医療行為ですので、高額療養費(高額医療費支給)制度を使えば
     限度額を超えた分は戻ってきます。(ただし、月を跨ぐ場合は要注意!)
     個人で加入している医療保険があれば、診断書を提出すると給付金が支払われるので
     契約内容にもよりますが、産院に払った以上の金額が振り込まれることもあります。

VBACのデメリットは?

一方で、デメリットもあります。

  • 子宮破裂の確率が高い(0.5%程度で、予定帝王切開の約2~3倍)
    …予定帝王切開でも子宮破裂が起こる可能性はありますが、
     それでも両者を比べるとVBACの方が高いようです。
     最悪の場合、子宮を摘出することもあります。
  • 母体・胎児の死亡率が高い(予定帝王切開の約2倍)
    …子宮破裂が起こった場合、母体の死亡率は約1%、
     胎児(新生児)の死亡率は約50~75%と言われています。
  • 出生時、赤ちゃんが状態不良になる確率が高い
    …頻度は多くないようですが、新生児仮死や新生児死亡になる確率は
     予定帝王切開の場合と比べて高くなるようです。

上記のようなリスクについて十分理解した上で、
VBACに挑戦するかどうかご家族とよくご相談ください。

埼玉県でVBACに挑戦できる病院5選

※HP・口コミ等の情報をまとめたものです。現在受け付けていない場合がありますので
 必ず病院への確認をお願いします。

1.ひらしま産婦人科(上尾市)

住所〒362-0021
埼玉県上尾市原市1464
TEL048-722-1103
最寄り駅ニューシャトル「沼南駅」または「丸山駅」徒歩約7分
駐車場50台(無料)
Webhttps://www.hirashima-women-clinic.com/
診察時間月〜水・金:9:00~12:30/14:30~18:30
土:9:00~12:30/14:30~17:00
日:10:00~13:00
休診日木曜、祝日
VBACの記載あり
分娩費用普通分娩:54万円〜
帝王切開・ハイリスク(VBAC等):上記にプラス10万円〜
支払い現金・PayPay
夜間の預かりあり(22:00~6:00)

ひらしま産婦人科は、逆子の経膣分娩に挑戦できる病院でもあります。
ただし、逆子でのVBACは出来ません。

実際に出産された方々のコメントがHPにたくさん載っていますので
参考にされてはいかがでしょうか。

初診のみ予約できますが、次回以降は予約制ではないので待ち時間がかかります。
特に土日や戌の日はとても混みますので、早い時間or日程をずらした方がいいです。

2.松田母子クリニック(所沢市)

住所〒359-0022 埼玉県所沢市本郷1080-5
TEL04-2968-6800
最寄り駅JR武蔵野線「東所沢駅」徒歩約5分
駐車場あり(計40台)
Webhttps://www.matsuda-pc.jp/
診察時間月〜水・金・土:9:00〜12:00/15:00〜17:00
木:9:00〜12:00
休診日日曜日・祝日
VBACの記載あり
分娩費用普通分娩:57万円〜
帝王切開:60万4千円〜
※2023年4月以降の出産から約3〜4万円の値上げ
支払い現金・クレジットカード・ICカード・電子マネー決済
夜間の預かり基本母子同室

松田母子クリニックは、骨盤位(逆子)外回転術を行っている病院です。

ひらしま産婦人科とは方法が異なりますが、
逆子であっても経膣分娩に挑戦できるよう対応してくれる病院のようです。

逆子だけどVBACに挑戦したい!という方は、一度ご相談されるといいかもしれません。

また、無痛分娩にも対応しています。

3.永井マザーズホスピタル(三郷市)

住所〒341-0004 埼玉県三郷市上彦名 607-1
TEL048-959-1311
最寄り駅JR武蔵野線「新三郷駅」徒歩約15分
駐車場あり(80台)
Webhttps://www.nagai-cl.com/
診察時間月〜金:9:00〜12:00/14:30〜17:00
土:9:00〜12:00
休診日日曜日・祝日
VBACの記載なし(体験記にVBACされた方の記事を確認)
分娩費用普通分娩:60万円〜
帝王切開:75万円〜
支払いクレジットカード可
夜間の預かりあり

永井マザーズホスピタルは、追加料金なしで無痛分娩を行なっております。
そのため、患者さんの70%以上の方が無痛分娩を選ばれているとのことです。

「ご出産体験記」には、無痛分娩でVBACされた方のお話がありましたので
無痛分娩でのVBACをご希望の方は一度ご相談されると良いと思います。

また、完全予約制ですが2時間まで無料で子どもを預かってくれる「キッズランド」があります。
上のお子さんを連れて行かなければならない場合も安心して診察を受けられるのは良いですよね。

4.にしじまクリニック(富士見市)

住所〒354-0031埼玉県富士見市勝瀬1034-1
TEL049-262-0600
最寄り駅東武東上線「ふじみ野駅」徒歩約12分
駐車場あり(45台)
Webhttps://nishijima-clinic.or.jp/
診察時間月・水・土:9:00〜15:00
火・金:9:00〜18:00
休診日木曜日・日曜日・祝日
VBACの記載あり
分娩費用普通分娩:61万9千円〜
帝王切開:76万6千円〜
支払いクレジットカード・電子マネー可
夜間の預かり原則母子同室

にしじまクリニックは、他院で帝王切開された方のVBACは受け付けていないようです。

アロマテラピーに力を入れており、入院中のみならず分娩時にもアロマケアをしてくれるそうです。

また、新生児撮影サービスを行なっており、無料プランと有料プランがあります。

5.大久保クリニック(吉川市)

住所〒342-0061 埼玉県吉川市中央3丁目11番地9
TEL048-982-7360
最寄り駅JR武蔵野線「吉川駅」徒歩約
駐車場あり(計40台)
Webhttps://www.ohkubo-clinic.com/index.html
診察時間月〜金:9:00〜12:00/14:00〜17:00
土:9:00〜12:00
休診日日曜日・祝日
VBACの記載あり(分娩実績内に記載あり)
分娩費用普通分娩:50万円前後〜
帝王切開:58万円〜
支払いクレジットカード可
夜間の預かり希望があれば母子同室

大久保クリニックは、個別送迎サービス(約7km圏内)を行なっています。
チャイルドシート・ジュニアシートの用意もあるそうなので
上の子を連れて行かなければならない場合も利用しやすいと思います。

また、双子(二卵性双胎のみ)の場合でも経膣分娩できる可能性があるそうなので
双子を妊娠されている方は一度ご相談されると良いと思います。

まとめ

お近くの病院はございましたでしょうか?

こうして並べてみると、埼玉県にはVBACに挑戦できる病院が少ないように感じます。

リスクの高いお産なので仕方のないことかもしれません。
対応してくれる病院が減ることはあっても増えることは無いかもしれませんね。

VBACに挑戦させてくれる病院に感謝です!

皆様のお産がどうかハッピーな形になりますように。

プロフィール
この記事を書いた人
おもちママ

4歳と2歳の暴れん坊おもちーずの母
鹿児島出身 / 埼玉県在住30代
会社員(育休中) / ブロガー
趣味は旅行と熱帯魚鑑賞
毎日乾太くんに感謝しながら生活♡
旅行・教育・副業について発信中
自身の経験をもとに執筆しています

おもちママをフォローする
出産
おもちママをフォローする
おもちーずブログ
タイトルとURLをコピーしました